ハリウッドスターはなぜプリウスに乗るのか―知られざるトヨタの世界戦略
塚本 潔(著)
定価: ¥ 1,260
販売価格: ¥ 1,260
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おすすめ度: 
発売日: 2006-03
発売元: 朝日新聞社
トヨタ絶賛、とんでも本です!
ハリウッドスターにプリウスに乗ってもらえば販促に役立つ。トヨタが考えそうな、姑息な手段である。
著者は以前自動車会社に勤務していたというが、自動車会社の期間工だった鎌田慧氏が書く「痛憤の現場を歩く」を読めば、本書の著者である塚本氏がいかに的外れなちょーちん記事を書いている作家であるかがわかる。
トヨタのハイブリットエンジン車に乗ってみればわかるが、「地球環境に負荷をかけない自動車」などととても言える代物ではない。第一にホンダのハイブリットよりも実燃費が悪く、廃車にした時の環境負荷などまるで考えられていないし、もちろん他のトヨタ車と違わず耐久性に乏しいのは推して知るべしだ。
どうも本書を読むと「ものづくり」とは製造業の頂点に立つ巨大企業を絶賛することであり、その下で泣く協力企業(グループ企業ともいうが最近は『下請け』などという無粋な言葉は使わない)は上の企業のいうことを聞かなければ、即反故にされるという実態を覆い尽くし、トヨタの世界戦略とは世界一のお金持ちになりたいということのようだ。
安い賃金で働く従業員をかき集めてきて一兆円の利益をあげれば、金にモノを言わせて広告代理店すら牛耳れる。
トヨタの批判記事を書けば載らないのはその筋では有名だが、トヨタ車に乗る人はトヨタの従業員とその下請け企業の従業員をも間接的に不幸に陥れているということを理解すべきである。アメリカのナイキが発展途上国でやっていることをトヨタは国内でやっているのである。
経営力の差です
「ハリウッドスターはなぜプリウスに乗るのかって,そりゃぁ自分のイメージアップのために決まってますよ」と思っていましたが,半分はその通りですが,実はこれを仕掛けた人がいて,そこに至るトヨタの大変な努力があったようです.
全編を通して,プリウスがヒットするに至った経緯が関係者へのインタビューをもとに解説されています.さらに,ホンダや欧米の自動車メーカのエコカーに対する取り組みや化石燃料のみに依存しない新しいエネルギーの話など,これからの自動車社会を予想する上でキーとなる話題が多く示されており,車に興味のある人には楽しい読み物でしょう.
さすがのトヨタもプリウスをここまでするのにはいろいろと苦労があったようですが,欧米の自動車メーカがハイブリッド車の様子見をしている間に一気に花開かせてしまったのはさすがにトヨタだと思いました.
このような事ができたのは経営の力の差だと思いますが,それも潤沢な資金のある日本一の企業だからこそでしょう.そして,今や世界一の自動車メーカになろうとしているのに,社徳のある会社を目指し,よき企業市民たらんとするところには全く頭が下がります.
■トヨタ自動車の歩
トヨタ自動車の創業者『豊田喜一郎』氏は1894 年(明治 27 年)に生まれました。
自動織機の発明家として歴史に名を残す『豊田佐吉』氏の「研究と創造」の精神を受け継いだ息子の『喜一郎』氏は、当時の日本ではまだ未知の分野であった自動車づくりに生涯をかけました。
そして苦心の末、1935 年(昭和 10 年)に 「A1」型試作車を完成させました。
かくしてトヨタ自動車の歴史はこのようにして始まりました。
そして、1999 年(平成 11 年)10 月、トヨタ自動車は、国内生産累計1 億台を達成しました。
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