トヨタとホンダ
趣味の読書として
トヨタとホンダの経営戦略の違いを「リーダー」と「チャレンジャ」
という想定で描いている。関係者への取材もそこそこしており、臨場感
がある。
どちらかというと「ホンダ」のサイドに立ち、トヨタをどう見ている
かという視点で描かれている。トヨタのビッツを見て刺激されフィットが紆余曲折を経て開発されたこと、フィットもオデッセイも企画段階ではボロクソにけなされ会社上層部には認めてもらえなかったことなど、よくある話とはいえやはり誰もがOKするような企画はヒットしないものなのだとあたらめて感じられた。
新書なので、明確な結論というか主張は出てこない。そこはそれで、
私のようなクルマ好きの人間には趣味の読書としてはそれでよい。
「ああ面白かった!」という爽快感が残ります。
今だから、の一冊
ずばり「今のトヨタとホンダを簡潔に知りたい人は読んで損はない一冊」。
トヨタとホンダが何故今調子が良いのか、といった当然の疑問にも一応
答えているし、「フィット」などのヒット製品の開発秘話もまた楽しい。
しかしながら、こういうジャーナリスティックな経済系文献というのは
なまものであるため、情報が腐ってしまうのが凄まじく早い。
少しでも興味があるなら、さっさと読んだほうが良い。
■トヨタ自動車の歩
トヨタ自動車の創業者『豊田喜一郎』氏は1894 年(明治 27 年)に生まれました。
自動織機の発明家として歴史に名を残す『豊田佐吉』氏の「研究と創造」の精神を受け継いだ息子の『喜一郎』氏は、当時の日本ではまだ未知の分野であった自動車づくりに生涯をかけました。
そして苦心の末、1935 年(昭和 10 年)に 「A1」型試作車を完成させました。
かくしてトヨタ自動車の歴史はこのようにして始まりました。
そして、1999 年(平成 11 年)10 月、トヨタ自動車は、国内生産累計1 億台を達成しました。
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